億男 感想
一ヶ月くらい積んでいたのでようやく読めたって印象
川村先生は前作の『世界から猫が消えたなら』を読んでからお気に入りの作者さんなので楽しめましたね。
借金持ちの主人公が宝くじに当たって人生逆転ウハウハみたいな内容を想像していたんですけどまさかすぐになくなってしまうとは....
3億円を探す途中で出会う九十九の元同僚はキャラがそれぞれ際立っていて、3人ともお金に対する問いかけを一男に残し、去っていく展開。
お金を持つのは当然正義な訳ですが持ちすぎるのは果たして幸せなのか。僕は持ってないんでわかんないんですけどどうなんですかね、万佐子のあなたはもう今までの生活では満足できなくなってしまっているって言葉の通りなのでしょうか。